石川遼

 男子プロゴルフツアーのマンシングウェアオープンKSBカップ最終日は20日、岡山県玉野市の東児(とうじ)が丘マリンヒルゴルフクラブで行われ、ツアー初出場で15歳8か月のアマチュア石川遼(りょう)選手(東京・杉並学院高1年)が通算12アンダー、276の好スコアで、国内男女ツアーを通じて史上最年少優勝を果たした。


 優勝した石川遼君早くも、<はにかみ王子>というニックネームをいただいた。うまくつけるもんだと感心するが、今回の優勝賞金2000万円は石川遼君がアマチュアである為、2位の宮本勝昌選手に転がり込んだ。何か納得しない他人ではあるが、あの爽やかさは金では買えない。

 <はにかみ王子>が通う杉並学院ではスポーツ特待生として彼を入学させたようであるが、現役中に日本の男子ツアーに優勝するとは誰も考えてなかっただろう。杉並区は石川君に「スポーツ栄誉顕彰」を贈呈するそうだ。

 不人気な男子ゴルフ界の起爆剤として、<はにかみ王子>の活躍が楽しみである。