日銀0.25%利上げ


 日本銀行福井俊彦総裁は21日の金融政策決定会合で、金融政策の誘導目標としている無担保コール翌日物金利を0.5%に引き上げる方針を賛成8人、反対1人の賛成多数で決めた。反対したのは、エコノミストであり、日本銀行副総裁岩田一政氏というが、理由を知りたい。一人反対してどういう意味を持つのか我輩にはわからない。

 この発表前に福井日銀総裁が利上げを提案したとの情報が伝わり、一時売りが先行したが、利上げ発表後は上昇に転じ、日経平均株価は17,900円台に戻し大引けとなった。


 明日の事は分からないが利上げは、少し遅いくらいだと判断しているが、利上げ決定の理由をもう一度吟味した方がよさそうだ。


利上げ決定の理由について
1.日本経済は生産、所得、支出の好循環のメカニズムが維持されるもとで、緩やかな拡大を続ける蓋然(がいぜん)性が高い
2.個人消費は昨夏の落ち込みは一時的で緩やかな増加基調にある
3.消費者物価指数(CPI)は目先ゼロ近傍で推移する可能性があるが、より長い目で見通すと基調として上昇していく