錦織圭、2回戦進出(SAPオープン)

 男子テニスのSAPオープンは20日、米カリフォルニア州サンノゼで行われ、17日終了のデルレービーチ国際選手権で日本勢16年ぶり2人目のツアー優勝を果たした錦織圭(IMG)がシングルス1回戦でディエゴ・ハートフィールド(アルゼンチン)を7−5、6−3で破った。2回戦では世界ランキング6位で第1シードのアンディ・ロディック(米国)と対戦する。

 やっと頭角を表したという印象である。錦織 圭(にしこり けい, 1989年12月29日 - )は、島根県松江市出身のプロテニスプレーヤである。5歳からテニスを始め、2001年の全国小学生大会で優勝した錦織は日本テニス協会によるジュニア強化プログラムで海外へ遠征。ソニーの創業者盛田昭夫氏の実弟である盛田正明氏の援助(盛田正明テニス・ファンド)をうけ、NBTA(ニック・ボロテリー・テニスアカデミー)に留学する。この母体がIMGであり、ゴルフではタイガー・ウッズアニカ・ソレンスタム、テニスではビーナスとセリーナのウィリアムス姉妹、野球ではヤンキースデレク・ジーター、F1ではミハエル・シューマッハという怪物がひしめく。

 彼は前々から「テニスの王子様」とささやかれてきたが、自分の考え方をはっきり持っており、ちゃらちゃらしたところはすこしもないところが好感がもてるのである。、「ジャスト・テニス」と言える彼は見ていても応援したくなるし、彼の写真は絵になる。久々の大器にテニス好きはたまらんのである。


 次戦は世界最高速度のサーブを持つアンディ・ロディック(Andy Roddick, 1982年8月30日 - )である。錦織の柔らかい手首から放たれるフォアハンドと両手打ちのバックハンドがロディックの世界最速サーブにどこまで通用するのか、見ものである。


錦織がロディックにストレート負け(SAPオープン2回戦)

 男子テニスのSAPオープンは21日、アメリカ、カリフォルニア州サンノゼのHPパビリオンでシングルス2回戦を行い、ノーシードの錦織圭は、第1シードのアンディ・ロディック(米国)に2―6、4―6でストレート負けした。

 よくやったと云えないであろうか・・・。世界ランキング131位の18才が世界ランク6位のアンディ・ロディックに負けたってあたり前。アンディ・ロディック(Andy Roddick, 1982年8月30日 - )のサーブは世界最速という評判通り、7本のサービスエースを決め、ファーストサーブ成功率では72パーセントと安定していた。
第1セットは錦織の凡ミスから流れに乗れず2ゲームしか取れず、調子が上がってきた第2セットも完全な持ち味を出し切れず、4-6のゲームポイントで負けてしまった。ノーシードの錦織圭は良くやったとか言えない事もないが、ロディックの方が一枚上手であった。3度目の優勝を狙うロディックは、準々決勝で同胞のM・フィッシュ(アメリカ)と対戦することになった。


アンディ・ロディック公式ホームページ
http://www.andyroddick.com/